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木内一裕 藁の楯

木内一裕 藁の楯
★★★★☆オススメ度総合
★☆☆☆☆感動度
★★★★★ハマリ度
★★★★★面白い度

いや~、久しぶりにおもしろかった。
最後までドキドキ、ハラハラの連続で、読んでるこっちまで手に汗握る緊張感があった。

著者が漫画家であるからかどうなのかはわからんけど、読んでて映像で伝わる感じがしたのが不思議。
最後まで謎な部分とかちょっとそこはどうなん??って場面もあるけど、全体的にはかなり良くできてると思う。

映画化もされるようやけど、SPのひとりでちゃらちゃら系の白岩が、松嶋奈々子になるのがちょっとしっくりけえへんかも。
でもたぶん映画で見てもおもしろいと思う。

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政財界に顔の利くめちゃめちゃ大金持ちの蜷川の孫娘が、清丸という男に殺された。
清丸は、以前にも少女に乱暴して殺しているとんでもないロリコンクズ野郎。
少女の足首を折って動けなくしてから乱暴し、最後にはボコボコに殴り殺すという残忍な手口。
蜷川は金に物を言わせて、「清丸を殺した者に10億円の謝礼をする」なんてとんでもない懸賞金をかける。

それで警察につかまっても蜷川が全面的にバックアップするっていうんやから、なにが何でも清丸を殺す!っていう人間が
うじゃうじゃ出てくることになる。
逃走してた清丸は恐怖で福岡の警察に出頭してきた。
そこで、その清丸を東京の警視庁に護送する役目を銘刈以下5人のSPが任命されるっていうストーリー。


それこそ警察官や機動隊、病院の看護師やら一般人まで清丸を殺して10億ゲットを企てる人間があとからあとから出てくるん。
だから銘刈は誰も信用できず仲間のSPにまで疑心暗鬼になってしまう。
さらに、大物VIPのSPならまだしも、なんでこんな人間のクズを自分の命に代えて守らなあかんねん!っていう根本的な葛藤があるから、その辺の追いつめられた心理描写もちょっと見もの。

で、5人のSPは途中、殺されたり過剰防衛で捕まったりでどんんどん減っていくん。
最後に残ったSPも蜷川側に抱き込まれた裏切り者やというのが発覚し、結局銘刈ひとりで清丸を護衛することになる。

最後の最後に清丸は刺されることになるんやけど、それでもなんとか息のあるうちに警視庁に送り届けて任務を遂行した。
だけど、そのために何人もの人間が犠牲になり、自分の部下さえ裏切り者ちゃうの?ていう疑いの目を向けたまま見殺しにした銘刈の、もうどうでもいいわっていうあの脱力感が物悲しい。
銘刈の重い気持ちを考えると後味は決してよくないかも。


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