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三浦しをん まほろ駅前多田便利軒

三浦しをん まほろ駅前多田便利軒
★★★☆☆オススメ度総合
★★☆☆感動度
★★★☆☆ハマリ度
★★★★☆面白い度

おもしろいわ~、これ。
と言うか、行天がものすごいええ味出してて多田とのコンビが最高。
飄々としてるくせに、日常が漫才になってるし。
つかず離れずな男の友情もちょっといい。
少なくともBL系ではないので。

過去にいろんなものを抱えてて、今でも引きずってるふたりが出会うべくして出会った感じ。
どちらも不器用で人間関係にも疲れてて、なのに、やっぱり生身のぬくもりを求めてさまよってる姿がよく描かれてると思う。



多田はまほろ駅前で便利屋をやっている。
そこに、10数年ぶりに出会った学生時代の同級生、行天がころがりこんでくる。
特別親しくしてた間柄ではなく、むしろいわくつきの相手に多田は困惑する。
しかし、当時とは180度変貌した行天のキャラと何てことない依頼を通じ、人間模様が浮き彫りになったり波乱があったりのストーリー。

もちろん、ふたりともいろいろ重い荷物を抱えているのだけど、多田はずっと過去に縛り付けられて心ががんじがらめになってる。
行天の小指の切断にも、自分の息子にも。

だけど、その悩みの根源のひとつでもある行天に助けられたのも事実。
行天がころがりこんでからイラっとさせられることもあるのだけど、救われた方が大きいんじゃないのかな、多田は。

行天はほんとにむちゃくちゃだけど、、あれだけ犬がなつくのだからきっと本当に優しい人なんだと思う。
犬だけじゃない。
娼婦であろうとヤクザであろうと、ませたガキにも同じ目線だ。
自分自身にもワケありの子供がいるし、親との確執なんかもあって家族や親子愛については人一倍敏感だ。
そして何にも考えてない自由人を装って、人の心の痛みを一番よく察知しいつのまにか解きほぐしている。
ほんとに愛すべきキャラがよくできあがっていると思う。

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