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岡崎琢磨 珈琲店タレーランの事件簿

岡崎琢磨 珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を
★☆☆☆☆オススメ度総合
★☆☆☆☆感動度
★☆☆☆☆ハマリ度
★☆☆☆☆面白い度

本の表紙見て勝手にビブリアとだぶらせて、本の帯見て50万部突破!の文字にひかれて買って読んだけど、ごめんなさい、私にはこの本のよさがわからないので最初に謝っとく。
背景も京都ってことで私とおんなじ関西圏やしかなり親近感たっぷりに読んでみたけど、なんか京都が活かされてないっていうかなんというか・・。

よく2時間ドラマでも京都が舞台になることってあるけど、例えば老舗の呉服屋さんとか和菓子屋さんとかおばんざい屋さんとかで出演者が全員標準語やったりすると、ありえへん・・って思ってしまう。
なんか、ちゃうなあっていうような、そんな感じ。

最後にちょっとどんでん返しがあるので、そこは、おお!!って感じだけど、その間の謎解きみたいのはたぶん誰でも想像できそうなものもあってちょっとがっかりだった。
なにしろ、主人公のバリスタも謎の学生も二十歳そこそこなのに言葉遣いがやっかいで、こんな若者おらんやろ、って思わず突っ込みいれた。
「怒髪天を衝きました」とか「よしんば・・・」とか「遅きに失しました」とか・・・、まあたまにはこんなこと言うヤツもいるとは思うけど、なかなか渋すぎてあんまり愛着がもたれへんような感じかと。



コーヒー好きの青年、アオヤマが偶然入った喫茶店のバリスタが切間美星。
そこから美星が、ちょっとした事件とかほんとにちょっとした事件とかまたまたちょっとした事件とかの謎解きをする。
ところが、美星は以前からストーカーみたいなのに怯えてて、その秘密を知ったアオヤマがそれを何とかしようとするというストーリー。
美星はストーカーのせいで男性不信になっていたのだけど、アオヤマと仲良くなれたことでふたりが次第に淡い恋心みたいなものを持つようになるのだ。
でも、とにかく会話が硬いし、あまりふたりのことを応援しようというような感情移入ができなかった。

所々コーヒーうんちくが出てきて、それは私自身、へえ~っと興味深く読めた部分はあったのでおもしろかった。
登場人物は、みんなコーヒー豆にちなんだようなちなんでないような姓名があるのに、コーヒー好きの青年だけアオヤマとカナ書きなのが不思議だったが、最後にそういうことか、と思わせるオチがついていた。

全体的にライトな感じでであることに間違いはないのだけど、読んでてどうも情景がイメージできないまま最後まで読み切ってしまったのはある意味不思議な感じがした。
ただ、日常の全く普通のノリで最後までいくのかなあと思っていたら、ストーカーのあたりからやっと事件らしくなってきたので逆にほっとした。

Amazon>>>珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)


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