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貴志祐介 悪の教典

貴志祐介 悪の教典
★★★☆☆オススメ度総合
★☆☆☆☆感動度
★★★★☆ハマリ度
★★★★☆面白い度

なんやろ、この変な感覚。
これが貴志マジック?

ハスミンはおそらく今世紀最悪の殺人鬼やのに、魅力的に見えてしまうのはなに?
なんか私もハスミンのモリタートの口笛にやられてしまった?
ここまであっけらかんと大量殺戮をやらかされたら、お疲れっした!!とか言ってしまいそうになるくらい。

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ハスミンは高校の英語教師。
ものすごくさわやかで、頭脳明晰。
指導力もあり生徒からの人望も厚い。
だから上巻の途中あたりまでは、ハスミンはいい人、いい人、いい人という印象を植え付けられてしまう。

ところが途中、クラスの女子生徒を性欲のはけ口にするあたりから、え?なに??という疑問符が飛び交う。
そして、自分が平和に生きるために邪魔な人間を排除していくあたりからは、ハスミンの異常さが怖ろしくなってくる。

上巻は、かなりハスミンの頭脳戦がみられておもしろい。
しかもどれもさわやかにやってのけるところが笑える。

しかし下巻に至っては、もう引くぐらいのバトルトワイアルの世界になっていく。
こっちが緊張しすぎて、読み終わる頃にはかなり疲れた。

非情な殺戮に疲れたのと、もうひとつはサイコパスの頭の中を理解できなくて疲れた。
一気に仕留められず苦しむ生徒に対し、担任として生徒が苦しむのはかわいそうだ、などと本気で心配するのだ。
生徒思いなのか極悪非道なのか、ハスミンの思考は読み手側まで錯乱状態に陥れる。

そんな中、最後に恐怖に耐えきれずに自殺した生徒がいた。
クラス全員を殺すつもりのハスミンが、クラスから自殺者を出したのが残念だと、まるで本当の教育者のような意見を述べているのが、自然なのか不自然なのか、笑えるのか、笑えないのか・・・。
ハスミンの頭をかち割って覗いてみたい気になってきた。

結局、最後はハスミンらしからぬ凡ミスで捕まってしまうんだけど、これもハスミンの計算のうちなのかと思える。
連行されるときも余裕でモリタートの口笛を吹くハスミンは、いつか必ず戻ってくるに違いないと思う。
いや、もう近くにいるかも。

ただひとつ、一番最後の「開くの、今日 テン(10時)」はないわ~。

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