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奥田英朗 イン・ザ・プール

奥田英朗 イン・ザ・プール
★★★☆☆オススメ度総合
★★☆☆感動度
★★★★☆ハマリ度
★★★★☆面白い度

先日知らずに読んだ「空中ブランコ」が続編だったので、これは1作目も読まねば、と思い急いで読んでみた。
う~ん、微妙。

おもしろいのはおもしろいんやけど、先に読んだ「空中ブランコ」が楽しすぎて、ちょっと冷静に読んでしもた。
こっちを先に読んでればもしかして笑えたかもしれんけど、伊良部先生の奇行っぷりは「空中ブランコ」の方が突き抜けてたように思う。

パターンとしては、「イン・ザ・プール」も「空中ブランコ」も同じだ。
伊良部総合病院の神経科にやってくる患者に、伊良部ドクターがハチャメチャな行動で治療(?)していく。
伊良部先生は患者の治療のために狙ってやってるのか、それとも患者は蚊帳の外で素でやってるだけなのか、その辺の判断はきわどい。
どっちにしても患者は救われているのだから、結果オーライってところなんやと思うけど。



伊良部先生が注射で興奮するっていうのがおもしろい。
患者が来なくなったら、伊良部先生自身が精神的に病んでしまわないかちょっと心配。
そして、ほんとにマザコンなのかほんとに結婚していたことがあるのか、その辺も信ぴょう性は謎だ。
いや、たぶんほんまなんやと思うけど、ウソくさいところもひっくるめて引き込まれるんやと思う。

患者は、現代社会なら絶対いるいる、って人ばっかりで、携帯依存の人なんてざらにいそう。
精神的に病むということは、ほんとに思いつめて追いつめられている。
治療なんかも本来ならもっとデリケートなものなんだと思うけど、医者にこんなにあっけらかんと5歳児化されたら、患者の自分がしっかりせんと・・・、って感じてしまうのかも。


このシリーズが人気あるのは、もちろん伊良部先生の強烈なキャラに他ならないんだけど、もうひとつには、そんなに深刻ではないにしても、病気についてたぶん誰もが自分自身にも思い当たるフシがあるからだと思う。
私だっていくつも思い当たる部分あるある。
さすがに勃ちっぱなしはないけど。

病院に行くほどじゃないけど、この本を通じて自分が病院に行ってカウンセリングを受けている擬似的な行動を重ねあわせていたりするのかも。

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