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誉田哲也 ヒトリシズカ

誉田哲也 ヒトリシズカ
★★★☆☆オススメ度総合
★☆☆☆☆感動度
★★☆☆☆ハマリ度
★★★☆☆面白い度

短編と見せかけて実は全部つながっているという、意表をつかれる構成だった。
チンピラを憎み警察を憎んだひとりの女の哀しいストーリーだ。
途中の章で、突然過去に遡ったりするので、一気読みした方が把握しやすいと思う。

静加の犯行は、最初は8歳の時。
母が再婚した警察官の父がその時に真実を公にしていれば、静加はここまで苦しむこともなかった気がする。

幼児期の歪んだ体験が子供の心に与える影響は大きい。
しかし実の父親の愛人になったり、なぜ静加が自分をそこまで追い込んでいくのか心の闇が結局わからない。
ただ、激しく鬼気迫る憎悪の感情だけが、突き刺さってくるのだ。

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それぞれの章の個々の殺人は、全く違った事件かに思えた。
しかし、どれも陰で静加が深く関わっていた。
小学生の頃から大人のオモチャにされた静加が、社会のダニのようなヤツに的を絞って復讐していく。

10代女子の犯行にしてはものすごく冷静で冷酷すぎる。
世にも恐ろしい殺人鬼のようだが、本当はとても純粋な人間なのだと思う。

ただ、愛する人を守りたい。

それは、最後の章で明らかになる。
腹違いの妹を救い、妹の子供の命を身を挺して守った。

静加の最期はあまりにあっけなかった。
「ヒトリシズカ」は薄幸の美女、静御前の名にちなんでつけられた花。
静加は、きっと誰かに早く捕まえてもらいたかったのではないかと思う。

それがかなわなかったのが、とても残念だ。

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