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東野圭吾 手紙

東野圭吾 手紙
★★★☆☆オススメ度総合
★★★★★感動度
★★★☆☆ハマリ度
★★★☆☆面白い度

弟の学費のためにやむなく強盗殺人を犯してしまった兄。
そんな兄をもった弟・直貴の苦悩と過酷な現実を、真っ向から問いかけたストーリーである。

常に自分のことなんかより弟のことを思い、犯行に至る兄の心理を描いた序章。
あの時、天津甘栗さえなければ・・・。

あかん・・・これは間違いなく東野氏得意の泣かせの予感だ。

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内容は終始重い。
だからよっぽど体調のいい時か、ハイテンションの時に読むのをおすすめする。

最初からほぼ最後まで、加害者家族に対する偏見に苦悩する様子が淡々と綴られる。
世間の冷たい目から避けるようにひっそりと暮らし、何もかもあきらめねばならない人生に直貴は自暴自棄となる。

まさに罪なき罰。
直貴はなんにもしてへんのに、罰だけを受けるのだ。
しかし、加害者家族も一生背負わなければならない。
決して降ろすことのできない重い荷物を。

なぜなら、被害者とその遺族の苦しみは一生消えることがないのだから。

直貴は、なぜか才能がありすぎると思う。
フツー、そんなとんとん拍子にバンドデビューなんてならへんし、逆玉の機会も巡ってこないでしょ?

ただ考えてみれば、それもこれもみんな罰なのかなあ、と思う。
目の前に大きいニンジンぶら下げて、もうちょっとって時に全部取り上げられてしまうんだから。

そんな直貴を、陰ながらいつも明るく支えてきたのが由美子。
最初はその軽いノリがうざかったけど、結果的に彼女が希望をもたらしたのだ。

服役中の兄から月に一度届く手紙は、直貴にとって不幸の手紙だった。
この能天気な手紙が直貴をずっと苦しめる。
だから最後には兄に決別するのだ。
もう手紙は出さないでくれ。

冷たい弟だと、誰が責められる?
自分の家族を守るための苦渋の決断なのだ。

そこでたったひとりの家族を失った兄は、自分の罪の大きさにやっと気づく。
一番大切なものを失って初めて気づくのだ。

ラストは、直貴がかつてのバンド仲間と一緒に慰問という形で刑務所を訪れる。
兄のいる刑務所に。
そこで、何があったかは・・・、
号泣のあまり、これ以上は言葉に詰まってもう言えない。

ずるいよ、東野さん。

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