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三上延 ビブリア古書堂の事件手帖2

三上延 ビブリア古書堂の事件手帖2 栞子さんと謎めく日常
★★☆☆☆オススメ度総合
★★☆☆☆感動度
★★★☆☆ハマリ度
★★★☆☆面白い度

先日読んだ本の続編。
相変わらずあっさり読めた。
そして、相変わらず栞子さんの性格も推理力も健在だった。

ただ、1作目ほどの感激はなかった。
そこまでスリル感を味わえる出来事が起きなかったからだ。
タイトルにもあるように日常的なものだった。
というより、大輔と栞子の過去が垣間見れる内容になっている。

2作目は、栞子さんは退院して店に戻り、一旦店を辞めた大輔もやっぱり復帰してふたりで仲良く古書堂で働いている。
そこからちょっと、ほんの数ミリだけ大輔と栞子さんの距離が縮まったようだった。
だけど、大輔も栞子もお互い恋愛感情めいたものにはかなりうとくて、なんか初々しい。
中学生のような純粋さだ。



2作目も3つのショートストーリーでできている。
前作でも登場して色々かきまわした小菅奈緒が、今度は妹の読書感想文を巡って栞子さんの力を借りに来る。
この姉妹は、栞子さんを巻きこむのが好きなようだ。

もうひとつは大輔の元カノからの古書買取依頼。
もしや三角関係か!って話しになるのでは全然なくて、とてもあっさりしたいい子だった。

そして最後は栞子さんのお母さんの謎。
栞子さんのお母さんはどうやら失踪したようなのだ。
なので栞子さんとしては、母を恋しい気持ち半分、憎む気持ち半分。
母が栞子に託した本に失踪の謎があるかもしれないというのに、怒りにまかせて栞子はそれを売ってしまっていた。

加えて、自分は一生結婚しない宣言を大輔にしてしまった栞子のこみ上げた感情も意外だった。
え?それここで言う?っていう、大輔の感情とは違った意味でちょっと残念だった。
普段はおしとやかな栞子さんにも、内に秘めた激しく燃え盛るものがあるということか。

母の謎が中途半端に終わったということは3作目につながっているということで、俄然3作目を早く読みたくなる。

Amazon>>>ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
Yahoo!>>>ビブリア古書堂の事件手帖 2


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